デザインについて #9
今回は先日買った本の装丁が綺麗だったので、それについて記事を書いていこうとおもいます!
その本がこちらです!
内容としてはインターネットで活動しているChroNoiRというユニットの、今までの曲に使われたイラストや曲の解説が纏まった本になります。
今までの曲が上のものなのですが、1番上の「ヘテロスタシス」から1番下の「Geminids」までが全て同じ世界軸でストーリー仕立てになっています。
この本の装丁は細かい箇所までこれらの曲のストーリーに基づいたデザインがされているのですが、ストーリーに登場する1人が聖職者であることから全体的に聖書のようなデザインになっています。(サイズも実際の聖書とほとんど同じです)
その中でも私が感動したところの1つが四隅の装飾が全て違うデザインであるというところです。
このようにそれぞれ先端のデザインが違うのですが、全て今までの曲がモチーフとなっています。
また1番目立つのが右下の血痕のようなデザインだと思うのですが、曲のストーリーに登場する2人の内の一方の血でもう一方がその血を引きずったものになります。
おそらくこの本の装丁に込められたストーリーとしては、聖書を抱えた1人が何かによって死んでしまった後(曲に登場する1人が聖職者であったことから)1人がその聖書に触れたのだろうと思います。
(https://youtu.be/l93ewtB1ipU の1部より)
これらは説明されておらず見る側の解釈ですが、見た時に曲のストーリーを知っている人がそこまで考察できるようなデザインに感動しました。
どこでそれが考察できるのかというとこの血の引きずり方で、一方の爪が長く尖っているため細い跡があるというところです。
他にもこの本の装丁には沢山のこだわりが詰められているのですが、一つ一つのデザインから考察ができる飽きのこないデザインだと思いました。
私もデザインをするときにはこのように細かいところまで気を配れるようにしたいです。
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